袖山の高さとは?袖ぐりとの関係をわかりやすく解説

SEWING SLOPER NOTES / SLEEVE CAP

袖山の高さとは?
袖ぐりとの関係をわかりやすく解説

袖山の高さは、袖の形や腕の動かしやすさ、身頃との縫い合わせに関係する大切な要素です。 ただし、高ければよい・低ければよいというものではありません。 身頃の袖ぐりや袖幅、カーブ、生地などを合わせて考えることが大切です。

袖山とは?

袖山とは、袖の上部にある山のようなカーブの部分です。 身頃の袖ぐりに縫い合わせる部分で、袖の前側から頂点を通り、後ろ側まで続いています。

袖山のいちばん高い位置を「袖山の頂点」といい、 袖山の高さは、一般的に袖の脇の位置を結んだ線から頂点までの縦方向の長さを指します。

高さだけで袖の形は決まりません 袖幅、前後の袖山カーブ、身頃の袖ぐりの形などが組み合わさって袖全体の形が決まります。

袖山が高い場合と低い場合

01 / HIGHER 袖山が高い袖 腕を自然に下ろしたときに身頃へ沿いやすく、 すっきりしたシルエットになりやすい傾向があります。 一方、腕を大きく上げると身頃も引き上げられやすくなることがあります。
02 / LOWER 袖山が低い袖 袖幅が広くなりやすく、腕を動かしやすい形にしやすい傾向があります。 その分、脇の下にゆとりが増え、ゆったりした印象になりやすくなります。

実際の着心地やシルエットは、袖山の高さだけでは決まりません。 袖幅、袖ぐりの深さ、カーブ、生地の厚みや伸縮性なども含めて全体のバランスを見ます。

袖ぐりと袖山カーブの関係

袖山カーブは、身頃の袖ぐりに縫い合わせるための線です。 そのため、前身頃と後身頃の袖ぐりの形や長さに合わせて考えます。

確認するときは、前袖ぐりと袖山の前側、後ろ袖ぐりと袖山の後ろ側を、 それぞれ分けて見ることが大切です。 合計の長さだけが合っていても、前後の配分がずれていると、 袖が前後へねじれたり、袖山の位置がずれたりする原因になります。

袖山側が少し長い場合は「いせ込み分」になります セットインスリーブでは、袖山カーブを身頃の袖ぐりより少し長くし、 余分な長さをしわやギャザーを目立たせずになじませて縫うことがあります。 必要な量は、カーブや生地、デザインによって変わります。

袖を作ったあとは、縫い代を含めず、実際に縫い合わせる線に沿って 前後それぞれの袖ぐりと袖山カーブを測り、その差を確認します。

KATAPATAで確認できること

KATAPATAでは、身頃と袖の原型を作成したあと、 前後の袖ぐりと袖山カーブの長さを画面上で確認できます。

前身頃の袖ぐりと袖山の前側、後ろ身頃の袖ぐりと袖山の後ろ側を分けて表示し、 それぞれの差も確認できるため、前後の配分やいせ込み分を把握しやすくなっています。

袖山の頂点やカーブを調整したときは、 数値だけでなく、カーブの形と前後のバランスも合わせて確認してください。

仮縫いで確認するポイント

画面上で寸法が合っていても、実際の仕上がりは生地や縫い方によって変わります。 原型を型紙へ展開したあとは、仮縫いで袖の向きや動かしやすさを確認するのがおすすめです。

  • 袖山の頂点が肩先の位置と合っているか
  • 袖が前後どちらかへねじれていないか
  • 腕を上げたときに身頃が強く引っ張られないか
  • 袖山にしわや膨らみが偏っていないか
  • 前袖と後ろ袖を正しい袖ぐりへ合わせているか

一度で決めようとせず、しつけ糸で仮止めしながら、 袖の向き、しわの出方、動かしやすさを少しずつ確認すると調整しやすくなります。

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身頃と袖のバランスを、画面で確認してみる。

寸法入力から袖原型の調整、データ保存、PDF出力まで、原型作成機能はすべて無料です。