洋裁の「原型」とは?型紙との違いと、原型から作れるもの

洋裁原型ノート|原型の基礎

洋裁を始めるとよく見かける「原型」という言葉。 原型は、そのまま布を裁って服にする完成型紙ではなく、 自分の寸法に合った服を考えるための土台です。

洋裁の原型とは

洋裁の原型は、身体の寸法や基本的なゆとりをもとに作られる、 服の設計図の土台です。英語では、分野や地域によって sloperbasic blockpattern block などと呼ばれます。

身頃の原型であれば、首まわり、肩、アームホール、バスト、 ウエストなどの位置関係が線として表されています。 袖原型には袖山や袖丈、袖幅などの基本形が含まれます。

原型は「完成した服」ではありません 原型には、デザインに必要なゆとり、衿、前あき、ポケット、 縫い代などがまだ加えられていないのが一般的です。

原型と型紙の違い

原型

身体に近い基本形で、さまざまなデザインへ展開するために使います。 一度、自分の寸法に合う原型を用意すると、 複数の服作りで共通の土台として使えます。

完成服の型紙

ブラウス、ワンピース、ジャケットなど、特定のデザインを縫うための形です。 デザインのゆとり、丈、衿、袖、切り替え、あき、縫い代などが加えられています。

STEP 1自分に合う
基本原型を作る
STEP 2ゆとりや切り替えなど
デザインを加える
STEP 3縫製に必要な情報を加え
完成型紙にする

原型から作れるもの

身頃原型を土台にすると、ブラウス、シャツ、ワンピース、 ベスト、ジャケットなど、さまざまなトップス系の型紙へ展開できます。 袖原型は、長袖・半袖・パフスリーブなどを考える基礎になります。

ただし、原型から完成型紙へ進むには、 服のデザインに応じて次のような作業が必要です。

  • 着心地やデザインに合わせてゆとりを加える
  • 丈やシルエットを変更する
  • ダーツを移動・分割する
  • 衿、袖、あき、ポケットなどを設計する
  • 縫い代、合印、布目線などを加える

つまり、原型は「どんな服でも自動的に完成させる型紙」ではなく、 自分の身体を基準にデザインを組み立てるための出発点です。

自分サイズの原型を作る意味

市販の型紙は、多くの人に使いやすいように基準寸法で作られています。 そのため、バストやウエストが同じサイズでも、 背丈、肩幅、バストポイントの位置などが自分と異なることがあります。

自分の寸法から原型を作ると、 どこを調整すればよいかを考える基準ができます。 市販の型紙を使う場合でも、自分の原型と重ねて比べることで、 丈や肩、アームホールなどの違いを確認しやすくなります。

一度で完全に合うとは限りません 採寸値だけでは表しにくい姿勢や身体の立体的な特徴もあります。 原型を作ったあと、必要に応じて試作や補正を行うことも大切です。

KATAPATAでできること

KATAPATAは、入力した寸法をもとに洋裁用の基本原型を作成するブラウザツールです。 基本の前身頃・後身頃・袖を表示し、画面上で確認や調整を行ったあと、 実寸PDFまたは分割PDFとして出力できます。

原型を初めて作る方にも流れが分かりやすいように、 寸法入力から調整、確認、PDF出力までを順番に進められる構成にしています。

採寸方法は採寸ガイド、 操作の流れは使い方で確認できます。

自分の寸法で、基本原型を作ってみる

前身頃・後身頃・袖の基本原型は無料で作成できます。

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